中々治まらない大人にきびにはピルのホルモン治療がオススメ!!

大人にきびに悩んでいる女性は意外に沢山います。中々ひかないにきびの症状に頭を悩ませていませんか?最近は、ピルによるホルモン治療が多くの女性から人気を集めています。ここでは、大人ニキビ治療にオススメなピルのホルモン治療についてお届けします。

大人にきびができる原因とは?

世の8割の女性が大人にきび経験者

世の女性の8割が大人にきびの経験者である事を知っていましたか?実は、25歳~35歳の女性が大人ニキビの悩みを多く抱えているのも事実で、大人になってからの肌トラブルは悩ましいものです。にきびができると気持ち的にもモチベーションが下がりますよね。それに「にきび跡にならないか」「いつ治るか」など、肌への不安も気になります。
大人にきびは一つ一つが大きく目立つ為、人目に付きやすかったり、メイクでカバーする事ができなかったり、炎症を起こして痛みがあったりします。また、大人にきびの特徴でもある顎や口周りのにきびは、にきびができただけ印象も変わるような気がしますよね。このように、大人にきびになる事で、気分も中々上がらず出掛ける事も嫌になってします。

どんな時に大人にきびができるか

どんな時に大人にきびができるかですが、代表的なものには生理・疲れ・ストレスに関連するタイミングが挙げられます。その中でも生理中または前後が、大人にきびができるタイミングで最も多くなっています。これには、ホルモンバランスの乱れが大きく関係しており、他にも、睡眠不足多忙な時などにも大人ニキビができる傾向にあります。
日常生活を送る中で「疲れたな」と感じて、ふと鏡を見た時に大人ニキビができている、そんな経験がある方もいるのではないでしょうか。また、仕事、家事、育児などの日頃のストレスで、肌荒れを起こすなど、大人にきびが出る原因には様々な理由が肌に影響していると言えます。

低容量ピルがにきび改善効果に優れている理由とは?

皮脂分泌を抑えるエストロゲン

「低用量ピルにはにきび改善効果がある」と言われていますが、効果が発揮される症例にはホルモンバランスの乱れによる大人にきびのケースに有効とされています。実は、女性にも男性ホルモン分泌があるのですが、体内のホルモンバランスが乱れる事によって男性ホルモンが活性化されてしまいます。男性ホルモンの活性化は皮脂分泌を増量させる為、皮脂の処理が追いつかず、毛穴に皮脂が詰まってしまう事でにきびの悪化や増殖に発展します。
低用量ピルを服用すると何故ニキビが治まる要因は、低用量ピルに含まれるエストロゲンがタンパク質に作用して皮脂分泌を減らしていく働きを持っている事がわかっています。タンパク質が皮脂腺に作用すると皮脂量増加に繫がり、大人のニキビができやすい肌環境が作られてしまうのですが、エストロゲン配合の低用量ピルの服用によって、ホルモンバランスを一定に保ち、過剰な皮脂分泌を抑えてにきびができにくい環境に整えます。

低容量ピルのにきび治療の効果が高い

ここ最近は、低用量ピルを使用したにきび治療を行っているクリニックが増加しています。ピルでのにきび治療は、基本的に保険診療対象ではありません。しかし、美容外科、にきび治療に力を入れているクリニック、一部の婦人科など、ピルによるホルモン療法を採用している所は多くなってきています。一般的なにきび治療薬には、用薬や漢方薬などが処方されますよね。しかし、その治療では中々にきびが治らない事が多い為、ピルによるホルモン療法が有効採用されています。低用量ピルは、排卵抑制作用でホルモンバランスを一定に保ち、ホルモン変動でにきび症状を軽減する事が可能です。
月経前は特に皮脂分泌量増加でにきぶの症状が悪化するので、そう言った場合にも低用量ピルの治療が功を成します。なので、近年、避妊目的では無くにきび治療に低用量ピルを飲んで肌の治療を行っている方も多くなっています。ホルモンバランスの改善には、数ヶ月の期間を要しますが、3ヶ月程度でにきび症状が完治する事も場合によってはあります。皮膚科の治療でも肌症状の改善に繫がらない場合には、低用量ピルの治療に切り替えてみる事で、大人にきびを改善していく事が期待できる治療法となっています。

ホルモンバランスの乱れとは?

主に思春期ニキビは皮脂の過剰分泌が原因ですが、大人ニキビの場合はホルモンバランスの乱れが主な原因となっています。ホルモンバランスが乱れる事で男性ホルモンが優位になる事が原因です。また、不規則な生活やストレスなどでも崩れやすく、生理周期でもバランスが変動します。思春期ニキビは大体が第二成長期の終わりと同じペース自然綺麗に引いていきますが、大人ニキビは根本的に体内からホルモンバランスを整えて改善する事が大事なポイントです。

ストレスによる男性ホルモンの増加

大体、大人ニキビの8~9割に関しては、ストレスで男性ホルモンが過剰分泌される事で引き起こると言われています。職場のストレス、人間関係の悩み、不規則な生活などが重なる事が代表的な要因に挙げられます。体はストレスが溜まると、それに対抗する為にコルチゾールと言われる抗ストレスホルモンを体内に分泌する働きがあります。このコルチゾールは、男性ホルモンであるアンドロゲンの分泌増加作用もあり、皮脂分泌を過剰生産します。その作用によって角質同士が皮脂で硬くくっついて角質を厚くし、また、余分な皮脂を毛穴に詰まらせて毛穴を塞ぎます。その事でニキビのできやすい肌になり、大人にきびが出やすい顎やフェイスラインににきびが現れます。
男性ホルモンと言うのは、副腎皮質から分泌される他、女性の卵巣からも分泌されています。なので、女性の卵巣から男性ホルモンは生産されます。この男性ホルモンはテストステロンと言い、皮脂分泌を増加させて角質を厚くします。

生理前に悪化するニキビはホルモンが原因

生理前はニキビができたり肌荒れしたりするケースがありますよね。これには、黄体ホルモンであるプロゲステロンがにきびに関係しています。黄体ホルモンと言うのは、肌を乾燥させてしまったり、皮脂分泌を増やしてしまったりする働きがあります。黄体ホルモンが分泌される事で、肌の水分量が低下する為に乾燥肌になります。乾燥肌と言うのは、肌の乾燥で余分に皮脂を分泌してしまい肌を潤そうとするのですが、それによって角質が厚くなり増えた皮脂が肌の毛穴に詰まります。このような状態になってしまうと、毛穴詰まりでにきびの増殖に繫がります。ぴるには卵胞ホルモンが含まれており、皮脂分泌を抑えて肌の水分と油分のバランスを改善してくれる為、きめ細やかな肌環境を保つ働きに作用します。

ニキビ治療に使われるピルの種類とは?

ノルエチステロン

ノルエチステロンは、プロゲステロン量が多いピルです。なので、実際に妊娠している時と同じような吐き気や頭痛など副作用として現れる事もあります。しかし、アンドロゲン作用のようにニキビができやすくなる作用は低く、比較的に弱いホルモン剤になっています。

レボノルゲストレル

レボノルゲストレルは、プロゲステロン量が増えたピルで、アンドロゲン作用も出やすい点が挙げられます。しかし、ノルエチステロンと比較して副作用の不快症状が起きにくいホルモン剤になっています。

ドロスピレノン

ドロスピレノンは、皮脂分泌抑制作用があります。また、アンドロゲン作用も出にくく、錠剤に含まれるホルモン量が1相性~3相性に分けられています。1相性は全ての錠剤に同量のホルモンが含まれており、2相性は排卵を境に前半と後半で量が異なり、3相性はホルモン量が3段階に分かれています。

にきび跡にも効果があるワケとは?

ピルの服用は、エストロゲンを補充しコラーゲン生成を促進すると共に、肌のターンオーバーを改善して整えていく働きがあります。なので、肌細胞が正常に生まれ変わる事ができるので、にきび跡の色素沈着や肌の凹みなども治りやすくなります。また、エストロゲンは肌を潤すので、水分量が増えて肌の角質を柔らかくします。その結果、毛穴に皮脂やアクネ菌が詰まる事を防止します。他にも、ピルの種類で皮脂分泌抑制をする事もできるので、新たにニキビ跡ができないようにケアする事が可能です。

まとめ

大人にきびに悩んでいる方の中には、低用量ピルがにきびに効果的であると言う事を既にご知っている方もいるかと思います。女性の場合は、ストレス過多などでルモンバランスが崩れて、男性ホルモン優位な肌質になる事で大人にきびを出現させてしまう事があります。大人にきびは体の内側から改善していく事が必要で、低用量ピルは服用する事でホルモンバランスを正常化に繫がります。大人にきびに悩んでいる方は是非ピルの治療で肌をキレイに治してきましょう。